高橋さんは現地で、手織り手紡ぎの布を古来の方法で
復活させる試みを長年おひとりで繋いでいらっしゃる方です。
嘉門工藝では毎年、一年間の彼女の関わった仕事=布を
もってきていただき、選ばせていただいております。
手仕事が激減するなか、日本でも難しい仕事をインドで
なさっている姿には頭が下がります。
綿花を手で紡ぐことが、どれほどの時間と手間がかかるのか
計り知れませんが、その魅力と味わいは、手にとると必ずわかります。
高橋尚子さん略歴
兵庫県生まれ
京都私立芸術短期大学美術専攻日本画コース卒業
京都私立芸術短期大学専攻科美術専攻日本画コース修了
ラジャスタン大学美術学部絵画修士課程修了
ラジャスタン大学美術学部絵画博士課程修了
インドの細密画に興味を抱き1996年初渡印。
その後自然にインドの染織へも興味を抱き、細密画が描かれた地と
染織が行われた地の踏査を始め研究に従事する。